CROSSTALK
働く人たちの本音対談
管理職が秘めた若手への想いと、会社の未来
O課長:改めて、四日市ミートセンターの仕事を自分たちの言葉で伝えられたらと思って(笑)。まずは生産部の僕から話そうかな。
四日市ミートセンター全体の中で生産部が担っているのは「品質・衛生面」。あとは、僕は課長なので生産部に所属している「人」、スタッフたちのことを見ながら。生産部内の管理者は僕だけなので、部内で起きていることは全般的に見ている感じ。
今話してみると、思ったより色々あって広い範囲で気にかけているかも?
F課長:お疲れさまです、いつもありがとうございます(笑)。
営業部は僕とM課長の二人体制で担当を分けて動いてて、僕は原料調達などの仕入れがメイン。



M課長:僕は営業部の販売担当で、既存のお客様への販売強化を担当。仕入れと販売だとお客様も少し変わってくる感じで動いてますよね。販売の方でいうと、全体的には100社くらいのお客様とやりとりさせていただいてます。
F課長:そういえば、O課長は最近まで営業部の課長さんでしたよね?
O課長:そう、去年までは営業部の課長で、生産部の課長になってからはまだ1年ぐらいかな。でも入社した最初の1年目は生産部からのスタートでしたよ。そのあと営業部に移動して22年くらいかな。そして最近また生産部に戻ってきた(笑)。
F課長:逆に僕は入社1年目から20年目くらいまでかな?ずっと生産部に居て。営業部は現在2年目。
M課長:僕は入社22年目、ずっと営業部です!(笑)学校に勧められて入社して、営業部採用で入りました。
F課長/O課長:(笑)!
F課長:僕はお二人のように、営業部でみんなが下積みしてきたことをやらずに営業部の課長を任されることになったので、最近はだいぶ大丈夫ですけど、やっぱり難しさはあって大変でしたね…(笑)。
O課長:そこは一旦置いておかないと進まないから、一旦置いていくしかないね(笑)
見えるもの、できることが増えていく、良質な経験がある
O課長:僕は最初にちょこっと生産部に配属されていた期間があるから、見ている範囲のことであれば、分からないところはないかな。
生産部は商品を作る部署、営業部は基本的に販売を行う部署。2つの役割や仕事内容は全然違うけど、会社全体で見ても30~40人くらいだから、違う部署でもみんなのことが分かるし、生産部から営業部、そして今は生産部、って感じで、部署が変わることによって、見えるものやできることも幅広くなっていくイメージがあって。それはいいことだったかな。
F課長:確かに。あと管理職になったことで視野が広がりましたね。
日々リアルに数字や売り上げが出てくるので、意識もするし、モチベーションになりますよね。
M課長:視野は本当に広がりますよね。
大きめの企業さんだと「販売」は販売する、ということをメインに担当さんがいると思うけど、僕ら中小企業は人数も多くないから、色々と自然に任される範囲が広くなって。その広く浅くの経験の中でも意識は変わりますよね。
昔は、というか若い頃は、自分に与えられたルートセールスのどこをスムーズにしようかな?って自分のことだけで精一杯だったけど(笑)、できることが増えていく過程の中で徐々に、「ただやる」というより「意識しながら考えてやる」に変わっていきましたね。知ってて損することはないな、と思います。
世代ごとの「強み」で刺激しあえる、
いい関係性がある
O課長:20年くらい前か…思い出しますね。今の生産部にはまさにその頃の年齢、20代の若い子たちが活躍していて、僕は毎日彼らに元気をもらって仕事してる感じですよ(笑)。
でも彼らは真面目ですよね。ちょっと積極的なところがまだまだこれから、伸びていくといいな~と思いますけど。



F課長:確かにうちの若い子たち、基本的には真面目ですけどビクビクしてるような子は全然いないですよね。四日市ミートセンターって、何かすごいプレッシャーを掛けられるとかもないし、上司が怖くていつも顔色をうかがってなきゃいけないなんてことも一切ないから、僕から見ても働きやすい会社だなって思います。のびのび成長してくれたらいいな~。
あ!若い子たちは発想がユニークじゃないですか?
O課長:確かにその面白さはあるかも。だからか、お前たちは本当にいいメンバーだな!ってこっちが元気をもらってる(笑)?
あと、意外と思いきりがいいのかなと思っていて。
もちろん道筋はつけてあげないとだし限度もありますけど、自分たち管理者が仕事の中で挑戦させてあげられる範囲内ならある程度、その子が考えてるように最後までやらせてあげた方がいいかな、そうしてあげたいな、と思う時がありますね。
M課長:一つの会社の中で年齢や時代とともに、「この世代はこれが強みだよね」っていう特徴みたいなものが増えてお互いにいい刺激をし合えると思うと、色んな世代が活躍してる四日市ミートセンターは、なんかいい感じじゃないですか(笑)?
挑戦したり認め合ったりしながら、成長もするし、新しい人たちも加わるし。これからのミートセンターも面白くなっていくといいですよね!
F課長:そのためには、自分たちがやっている仕事はこんなことをしていて、皆さんの生活の中にある身近なものなんですよ!ってきちんと伝えていきたいですよね。
力を合わせて尊重しあう仲間たちと、
信頼してくれる人たちのために
M課長:実は四日市ミートセンターで製造・販売された商品って、かなり流通されていますからね。僕はいつも、心の中で「皆さんの生活の中、そうそのスーパーに並んでるお肉はうちの商品なんですよー!」って思ってるんですけどね。
後輩たちにもこれから出会う人たちにも、「うちの商品あるよ!」とか「この前出荷した商品があった!」とかね、自分たちが作業した商品がたくさんの人の生活の中の大事な「食」を支えてることに、やりがいをもってもらえたら嬉しいね。



F課長:あと、僕は仕入担当なので、生産者さんと付き合いがあるじゃないですか。
生き物を頂いてきているのでそこの使命感も感じるんですよね。命をいただく分、みんなから信頼してもらっている自分の「目利き力」で、ちゃんと消費者さんに美味しいと言ってもらえるものを提供して、胃袋をつかまないといけない!
O課長:直接食材に触れて加工する生産部にとっては、消費者さんの口に入れるもの、食べ物を取り扱っていることはすごく責任重大。生産者さんにもお客さまにも消費者さんにも、皆さんに対しての大きな責任を感じながら向き合える仕事だからこそ、この仕事の重要性がわかるんです。その役割で全力投球できる誇りを持って努め抜いて、FさんMさん率いる営業部に託していきますよ。よろしくお願いしますね!
M課長:販売担当も昔は生産者さんとあまり関りがなかったですけど、最近は実際に会ってお話することも増えたと感じていて。それだけ生産者さんも気持ちを込めて一生懸命に工夫されているんだなって思うと、やっぱり消費者の人たちにその想いも全部込めて届けたいなと思うんです。
それに25年以上、30年以上という長いお付き合いのあるお客様が「四日市ミートセンターだからこれからも任せたいんだよ」と言ってくださることに、きちんと応えていきたいんですよね。だから生産者さんたちから託された大切な商品を常に販売に繋げて、消費者さんにきちんと届けないと!と思う。