CROSSTALK
働く人たちの本音対談
世代・立場を超えても、お客様への想いは同じ
部長:こんなに向き合ってラフに話す機会はあんまりないよなぁ(笑)
係長:よろしくお願いします!
部長:仕事のことも紹介しながらにしたいから少し営業部の話をしようかな。簡単な流れだと、荷受けから受注、品出し、積み込み、配送が主な流れかな。あと、伝票周りのことは事務員さんにお願いしてる感じで。
配送している範囲でいくとどうだろう、東は愛知の豊田市あたりから、西のほうだと三重の伊勢市あたりまで走ってるよね。
係長:配送エリアはそうですね、そのあたりまで運びますね。お客様先に直接伺うので、きちんと会ってお顔を見て商品をお渡しできたり、雑談もたまにありますけど(笑)、やっぱり何よりも直接お話ができるというのが僕としては楽しいですね。
「ご依頼いただいて、それに対してきちんとお応えする」という、シンプルなことかもしれないですけど、信頼いただけるように誠意をもって動けることが嬉しいなと思います。



部長:そうやね、人の繋がりが本当に大事だなって感じるよね。お客様のためにと思って動いてるだけだけど、ありがたいことに何かの機会でご紹介いただいたり。
独立するからそのままお願いできないか、というお話をいただいたり、ご自身で配送できないエリアがあるから運んでもらえないだろうか?っていうご相談をいただいたり。
色んな声をかけていただいて繋がりができていくよね。
係長:はい!営業部の特権だと思いますが、お客様の反応や、例えば「いつも助かってるよ!」とか嬉しい言葉を直接いただけるので、本当にありがとうございます!って思いますね。
部長:昔から長く取引させていただいているお客様にしても、考えてみればどこに頼まれてもいいわけで。なのにずっと、本当に長く四日市ミートセンターに任せてくださっていて、感謝しかないよね。信頼していただいていることへの感謝というか。
部長:元々は生産部の現場にいて、営業部に移動してきたよね?
係長:はい。この前まで生産部にいました。
部長:生産部の経験ってすごい価値があるよね。現場で毎日の作業を通して培ってきた「肉の知識」があるから、絶対にお客さんにとっては頼りになる存在だし、信頼できるし、好かれていくよね。
係長:それは感じますね。生産部の経験がすごくプラスになっているなって(笑)。
ベテランも若手も、お客様との関係性は感謝と信頼で
部長:生産部から営業部に移動するステップの進み方は、俺も賛成。その方がいいと思う。
その次は、将来的に役割というかポジションも上がっていくと思うから、現場の若い子たちに営業のノウハウを教えていったり。肉に関わること以外にも、現場の若い子たちの面倒を見たり引っ張って行ってもらわないといかんしね。今の若い子たちが苦労しないように早いところ、そんな段階になっていくといいな。
係長:頑張ります(笑)。僕、部長のすごいなって思うところがありますよ。
部長:え…なに(笑)?
係長:知識量が多いっていうのももちろんなんですけど、部長だと変な話、作業や業務や、もしかしたら社外の方たちとの人間関係の作り方もですけど、一人で完結できてしまうものもきっとあると思うんです。でもその中で、「どうや?」っていつも気にして声をかけてくれたり、「どう思ってるんだ?」って僕らの意見をちゃんと聞いてくれるじゃないですか。あと、僕らが「こう思う」って自分の意見を伝えたときもそれに対する答えもしっかりお持ちの方だと感じるので、すごいな、と思ってます。
部長:そんなふうに思ってくれてるのは嬉しいね。そしたらせっかくだし、俺からの話もしようかな(笑)。
正直なところ、なかなかようやってくれている!四日市ミートセンターは大手ではないから、本当に人との繋がりを大事にして頑張っている会社だと思う。そう思う上で係長のお客様対応の仕方とかを見てると、頑張ってくれてるし、お客様との信頼をしっかり構築していってるのはすごいと思ってる。人柄もいいしね(笑)。係長の笑顔や言葉から「感謝」が伝わるから、お客様とずっと良い繋がりでいられるんじゃないかなと思ってますよ。
係長:ありがとうございます(笑)
生産者と一大プロジェクトも!
仕入・販売の両方があるから面白い
部長:営業部は仕入れもするし販売もするから、もう一面で生産者の方たちともやりとりすることも多いのが面白いところだよね。
仕入するときは生産者さんに感謝して買う。逆に販売、つまり売り手になった時は、その肉の価値を知ってもらって、おいしい!と相手から感謝される形になるのが一番やりがいに繋がっていくんだよね。
表現が難しいけど、頭下げながら進んでいくけど、相手の方も頭下げて手を握ってありがとうと言ってもらえるような形が理想だな。



係長:私も同じですね。
ご依頼いただくだけじゃなくて、「こういったものありますか?」という感じで頼っていただけると、それだけ信頼関係が築けてきている証だと思うんです。例えば、一方的に無理だけを言われるんじゃなくて、「四日市ミートセンターは色々知識があっていいものを提案してくれる存在」と認めていただけて、頼ってもらえる関係というか。そういう時に、やってきたことは間違ってなかったな、と自信にもなるし、ひとつずつがやりがいに繋がっていってると思います。
部長:ちょっと古い話になるけど、もう15年近くになるかな。北海道の生産者さんと農協さん、全農(全国農業協同組合連合会)さんと四日市ミートセンターの4社で1つのブランドを作ろう!となって「しほろ牛 若丸」を一から作ったんだけど、あれもいい経験だったよ。
係長:立ち上げから携わるとやっぱり、広がればいいな、知ってもらいたいな、という想いが高まりますよね。
部長:何週間でできるとかいう加工品ではないからね。
牛なんて基本的には2年、和牛だと3年、種づけからだと5、6年とか。そこから開発していくんだから何年もかかる。
だいぶ大変だったけど、やり遂げたという達成感と関わった分だけ思い入れもあって、お客様に話す内容も濃くなるし、提案もできるし。その結果が今出てきてるのを感じられるしね。
係長:あの「しほろ牛 若丸」っていうブランドはどうやって決まっていったんですか?
部長:確か、生産者さんが思い描いてたものがあって、それを聞いてみんなが賛成して決まっていったかな。でも、その話を最初の段階から相談してくれた、四日市ミートセンターに任せておけばやってくれるだろうと思ってくれたのは、生産者さんからの信頼をいただいていたからかなと思うと嬉しいね。
係長:大きなプロジェクトでしたもんね、嬉しい。
部長:今、一次産業というか畜産の生産者さんは減っていく傾向にあるけど、その中でも若い生産者さんたちが頑張ってくれているからやっぱり、その人たちの力になれますよ!四日市ミートセンターは動けますよ!ていうことを伝え続けることで安心して畜産を続けてもらったり、新しいチャレンジをしてもらうことに価値があると思うんだよね。
だから四日市ミートセンターの顔として営業部はこれからも、お客様と関係性を大切にしながら一生懸命買って、流通してもらうことを意識していこうな。
若い世代の新しい挑戦、
お客様ファーストで考えたい
部長:若い世代の生産者さんたちに年何回か会う機会があるんだけど、何かに挑戦したい!って考えている人がいるな、と感じることがあって。一から作り上げていくのは絶対楽しいから、係長を筆頭に若い世代が一緒にそれに加われるようになるといいなと思う。俺らはひと通り経験させてもらってその面白さも知っているだけに、「なんでやるんだ!」「やるな!」なんて、絶対言いたくないし言わないから、何かやりたいことがあったら言いなさいね(笑)。



係長:いいます(笑)。
営業部の環境って、部屋が分かれてるとか仕切られているとかがないので、基本的に話かけやすい雰囲気ですよね。何かあれば都度都度「こういうのがあって」「これどう思いますか」って伝えに行ってます。上の方たちのお人柄もあるとは思いますけど(笑)。
部長:そうやね。10人しかいないし、みんな大体事務所にいるもんな(笑)!毎朝の朝礼とかもあるけど、日中話したいと思えばこっちからも常に発信するし、みんなからも伝えたいことを会ったその場で話してるしな。重大な決め事とかは会議開くけど。
係長:そうですね、良くも悪くも?人数が少ないんで、人間関係というかチームワークみたいな繋がりは強い方なんじゃないかなと思ってますね。
部長:営業部はコツコツと頑張るタイプの人が多い印象ではあるけど、これから何か、みんなで挑戦できるといいよね。枠をはみ出るのもいいと思うし。
係長:そうえいば、去年マルシェに出したりもしましたね。今後の四日市ミートセンターが挑戦するとしたら、やっぱりいろんな動きも必要になってくるのかな?って思いますね。
自社の直売所で販売とかどうだろう?とか、自分たちで加工して売るっていう形にもっていけたらどうなるかな?とか。そこにたどり着くまで、人も設備も必要になると思うと、どうなの!ってなりそうですけど…。とはいえそんな未来においてももちろん、今のお取引先のお客様との兼ね合いやバランスをしっかり不義理にならないように考えて、ですけどね(笑)。